安心してご来院いただくために
「院内感染」という言葉を耳にしたことがあると思います。治療に行った病院でほかの感染症にかかってしまう「院内感染」は、医療機関として起こしてはならないことです。特に歯科治療では唾液や血液、微粒粉塵(ふんじん)などが飛び散りやすいので、徹底した感染予防対策の取り組みが欠かせません。さらに近年は、通常の感染予防対策に加え、新型コロナウイルスへの予防対策も求められます。そのため、台東区の歯医者「田 昌文 歯科医院」では衛生管理を徹底し、さらに患者さまが密にならないように予約を制限しています。また院内清掃はプロフェッショナルの清掃業者に依頼し、清潔な環境を整えています。
院内感染予防対策
国が定める基準をクリア
当院では乳幼児感染予防策の基準をクリアしています。小児の外来診療におけるコロナウイルス感染症2019(COVID-19)診療指針を参考に、まずは家庭内や保育所内などに感染兆候のある方がいるのか、いないのかを把握します。そして患者さまごとに手指消毒を実施するとともに、ドアノブなどの触れる部分で、特に子どもが触れる可能性が高い部分に重点をおいて、定期的に70~95%アルコールまたは0.5%次亜塩素酸ナトリウムでの消毒をおこなっています。
クリーンな環境づくり
待合室のイス、診療室の入り口、診療チェアやトイレの入り口や「手すり」など、患者さまが触れる部分の消毒液による清掃を定期的におこなっています。また接触部分だけでなく、空気中に浮遊するウイルスやカビへの対策として、サーキュレーターや空気清浄機を常に稼働。加えて、できるだけ窓を開けて換気をおこない、空気感染の予防につなげています。
アルコール消毒や検温の実施
特に新型コロナウイルス感染予防対策として、手指消毒を念入りにおこなっています。患者さまにもご来院の際には、受付の消毒用アルコールでの手指消毒をお願いし、また検温にもご協力いただいております。体調もお伺いして、すぐれない方や体温が高い方には、2週間以上の期間を空けてからのご予約をお願いしますのでご了承ください。
スタッフはフェイスガードを着用
飛沫感染予防のため、スタッフはフェイスガードを着用します。これは治療をおこなう医師だけではありません。歯科衛生士や受付スタッフなど、医師以外のスタッフも常時着用します。治療中はさらにゴーグルを着用しますが、すべては患者さまやスタッフ、さらには地域のみなさまの健康にもつながる感染予防対策です。何卒ご了承ください。
ディスポーザブル製品を活用
医療機関としての感染予防対策の一環として、ディスポーザブル製品を採用しています。スタッフが使用するグローブやマスク、患者さまがご利用になるコップやエプロンなどは、患者さまごとに交換・廃棄。ゴム手袋ももちろん100%使い捨てです。
治療器具の滅菌
治療器具は、すべて器具の素材や形状に合わせて洗浄・消毒してから、滅菌パックに入れて滅菌処理します。滅菌が完了しましたら、そのまま保管して、滅菌パックを開封するのは患者さまの治療の直前です。一般的な滅菌器(オートクレーブ)では滅菌できないチューブやプラスチック類は、それぞれの素材に合わせて適切に洗浄・消毒します。
口腔外バキュームの使用
治療中に発生する微細な飛沫(エアロゾル)や歯の削りカス、血液などは、口腔内のバキュームで吸引します。しかし、歯を削るなどの治療をするときには、口腔内のバキュームでは吸引しきれない、目に見えないほど細かい粉塵が発生することがあります。その中には、歯の細かな破片、金属片、細菌などが含まれていますので、口腔外バキュームで院内に飛散しないように吸引します。すばやく吸引して、院内の空気を清浄に保ち、院内感染予防につなげます。
新型コロナウイルス感染予防対策
院内の衛生管理や治療器具の滅菌処理、さらには診療時間内の定期的な清掃を実施しています。さらに「密接・密集・密閉」の「3密」を回避するため、ご予約を制限し、待合室や診療室に患者さまが「密」にならないようにしています。そして換気も徹底します。また、院内清掃は一定期間ごとにプロフェッショナルの清掃業者に依頼し、清潔な環境を整えていますのでご安心ください。